こんにちは!さとあずです。
絶賛育児中のさとあずは、かわいいかわいい我が子にはなんでも買ってあげたくなっちゃいますが、でもやっぱり
どうせ買うおもちゃだったら、長く多岐に使えるコスパのいいおもちゃを買いたい!!
と思ってしまいます。(ドケチですみません)
今回は、数学の教師経験のあるさとあずが、赤ちゃん用おもちゃ「スマート知育ジム&ウォーカー」を使った算数数学の問題を紹介します。
子どもに遊びの中で算数や数学につながる力をつけさせたい!と思っていたり、持っているおもちゃの他の遊び方を模索中の教育熱心なパパ&ママの参考になれば嬉しいです。
※算数数学教材づくりが好きなさとあずが個人的に作ったものなので、絶対に算数数学が得意になると保証できる訳ではありませんのでご承知おきください。
赤ちゃん用おもちゃ「スマート知育ジム&ウォーカー」ってどんなおもちゃ?
問題を紹介する前に、このおもちゃの紹介をサラッとしますね。
ピープル株式会社から出ているおもちゃで成長に合わせて形を変えて長く使えるおもちゃです。
それぞれのおもちゃの高さも絶妙で、子どもからしたら「遊びたいものがちょうどいい位置にある!」と思えるんじゃないかなと思います。
できるだけ無駄なおもちゃを買いたくないドケチなさとあずでも、「買ってよかった!」と思えるおもちゃの1つ!
うちのちびあずちゃん(0歳)は買って4ヶ月になりますが、いっつもこれで遊んでいます。
需要があれば、このおもちゃの魅力をもっと詳しく書きますが、本題とは話が違うので今回はこのくらいにしておきますね。
赤ちゃん用おもちゃ「スマート知育ジム&ウォーカー」を使った算数の問題
今回は、このおもちゃのこの部分を使って算数の問題を作ってみました〜
5つのカラコロがあります。 5つのカラコロはたとえば、図のように1個と4個のカラコロに分けられます。 他にどんな分け方があるでしょう?
これは5=1+4以外に、足して5になる組み合わせは何があるか聞いている問題です。
これを聞いて、どんな分け方が考えられますか?
2+3 3+2 4+1 があると思うよ。
いい考えだね!
それじゃあこんな状態はどうかな?
左側にカラコロがないから0個ってことかな。
そうしたら、0+5と分けることもできるね。
ここから、5+0という答えも考えられます。
いいねいいね。
さらにさらにこんな状態はどうでしょう?
ここから、1+1+3のように3つに分けることもできることがわかります。
そうすると、もっと色々な分け方が見つけられそうですよね。
ブログでは文字でしか表せないので数式で表してますが、書くことができない子どもには実際におもちゃを動かしながら、視覚的に「どこに隙間を作ればいいのかな?」と考えるのもいいかも。
もっともっと考えられそうだったら、5だけではなく、他の自然数で試してみるのもいいですよね!
あくまでも、全ての分け方を求めるのが目的ではなく、「できるだけたくさんの分け方を見つけよう」とするのがいいと思います!
数学の問題へ発展させてみよう〜!
実はこの問題、高校数学の「場合の数」での考え方をたくさん使っているんです。
前述の算数の問題を高校数学風に表すとこんな感じでしょうか。
問1(1)x+y=5を満たす0以上の整数の組み合わせ(x、y)の個数を求めよ。 (2)x+y+z=5を満たす0以上の整数の組み合わせ(x,y,z)の個数を求めよ。
急に数学らしさが増して拒否反応を起こす人がいそうですね。
いずれも数式1つで解ける問題ですが、答えは別記事で解説をします。
5つのボールで考えたら、もっと組み合わせが増えそうだよね!
たとえば、5つのボールのグループ分けを考えるとこんな問題にもなります。
問2 見た目が同じ5つのボールがある。この5つのボールを2つのグループに分ける方法は何通りあるか。 ただし、1つのグループには1個以上のボールがあるものとする。
問3 色が異なる5つのボールがある。この5つのボールを2つのグループに分ける方法は何通りあるか。 ただし、1つのグループには1個以上のボールがあるものとする。
なんだか難しくなってきたよ〜〜
難しそうに見えるけど、この2つの問題は簡単な計算式で出るんだよ〜!
他にも、たとえば2個の赤いボールと3個の青いボールでいくつのグループ分けができるか?とか、ボールの個数を増やしたらどうなるか?など色々問題は考えられますよね。
「こんな場合はどうなるんだろう?」と発想を広げて問題を作っていけると楽しいかなと思います!
答えの記事は別に作りますね。
今回の問題で育てたい算数・数学の考え方
今回は、「スマート知育ジム&ウォーカー」から発想を得て、算数・数学の問題を作ってみました。
算数や数学って、なんとなく「1つの問題に対して1つの答えが出るもの」というイメージが強いですよね?
でも、「1つの問題」から「1つの考え方」しか学べなかったらもったいないなと思いませんか?
(お得さを求めるドケチさとあずの発想です(笑))
「5つのカラコロを2つにグループに分けてみよう」という最初の問題から、
じゃあ、3つのグループに分けたらどうなるのかな?
5つじゃなくて、6つや7つの時はどうなるかな?
こんな感じで、問題を広げて柔軟な発想で考えられたら、数字遊びが楽しくなるんじゃないかな〜と思います。
しかも、こうやって考えたものが高校数学に通ずるものだったら、もう一石二鳥、いや、一石三鳥!いや、一石n鳥!(笑)
子どもたちには、教科書や授業から学べることだけじゃなくて、そこから疑問をもって自分で深めていくことを癖づけすることで、勉強に対する姿勢も大きく変わるんじゃないかなとさとあずは思っています!
そんな期待を込めて、今回こんな問題を提案してみました。
この記事を読んで、
「いやいや、このおもちゃで遊ぶような月齢の子がこんな考え方するの無理だろ」
というツッコミもありそうな気もしますが、必ずしもこのような問題を乳幼児にやらせろと言っている訳ではありません。
パパやママがこの問題みたいに、子どもの発想が広がるように、少し声かけを変えるだけでも、子どもの考え方は豊かになっていくんじゃないかなと期待を込めて作りました。
少しでも参考になれば嬉しいです。
そんじゃ!
コメント
はじめてコメントします。一児の母です。私もどちらかというと理系で、語彙力がないというか話しかけ方に困っていたのでとても参考になりました。これからも読ませていただきます。