ハイキングや山登りで大自然を感じ、その後温泉に入って体の疲れを癒すのって最高ですよね。
私も子供が産まれる前までは夫婦で登山+温泉を楽しむ日帰りや1泊2日の旅によく出かけていました。
でも子供が産まれると、ハイキングや山登りのハードルって一気に上がります。
子供の人数が増えると尚更です。
子供を背負わなきゃいけないし、子供の荷物も増えるし、子供が途中でぐずるかもしれないし、そもそも久しぶりの登山で体力があるか心配だし・・・
そんな心配事ばっかりで、行きたい気持ちはあるのに、どんどんハイキングや山登りから遠ざかっていく・・・
そんな方には、ぜひ奥鬼怒にある八丁の湯のトレッキングコースをおすすめします!!!
女夫渕駐車場から八丁の湯までの90分のトレッキングコースです。
私たち夫婦も0歳と2歳を背負って行ってきましたので、そのレポートとともにお伝えします🎵
子連れ以外にも、「自然のある場所に行きたいけど久々の運動で体力に自信がない」「軽く汗かく程度のハイキングがしたい!ついでに温泉も!」なんて方にもおすすめのトレッキングコースです。
八丁の湯トレッキングコースの概要
八丁の湯は奥鬼怒にある温泉宿。
八丁の湯に宿泊する際は、車は女夫渕駐車場に停めてそこから八丁の湯まで、バスか歩きで向かいます。(※八丁の湯までは自家用車では行けないので注意)
八丁の湯トレッキングコースは、女夫渕駐車場から八丁の湯まで徒歩で行く90分のコースになります。
八丁の湯の周辺は他にもトレッキングコースがたくさんあるので、八丁の湯についてからまだ体力に余裕がある方は、加仁湯や手白澤温泉などに足を伸ばしてもいいでしょう。
八丁の湯トレッキングコースが子連れにおすすめな理由
①荷物を最小限にできる
子供を背負ってトレッキングとなると、なるべく荷物は軽くしたいですよね。
でも、子供がいるとどうしても荷物が多くなりがち。
八丁の湯トレッキングコースは、女夫渕駐車場から八丁の湯へのバスに荷物を乗せてもらえるので、トレッキングに必要な荷物だけリュックに詰めればOK。
トレッキング時間も90分で、水分補給できるものやおやつなど、そんなに持ち歩くものは多くないので、大荷物で持ち運べるか心配することなくトレッキングを楽しめます。
②山の楽しさが90分コースに凝縮されてる
90分のトレッキングコースだから平坦でつまらないんじゃない?
そんなことはありません。
川があり、橋があり、滝があり・・・と、奥鬼怒の大自然が凝縮された90分コースになってます。
山道を歩くようなアップダウンの道があると一方で、起伏が少ない穏やかな道で大自然を感じながら歩ける場所もあります。
ハードな山登りが好きな方には少し物足りないとは思いますが、子連れや体力にあまり自信のない方には自然を楽しみながら程よく運動ができてちょうどいい!
③目的地が温泉宿だから帰りの心配をしなくていい
トレッキングって、歩いた後に駐車場まで行き、そこから家に帰るまでが勝負ですよね。
終わった後の体力も残しておく必要があります。
子連れだとただでさえ子供を背負ってのトレッキングで大人の体力も削られるのに、帰りの体力まで残ってるか心配じゃないですか?
八丁の湯のトレッキングコースは、目的地が温泉宿、しかも着いたら宿泊用の荷物は温泉宿にあるから安心感が半端ないんです。
しかも、奥鬼怒の秘境温泉が待ってるから、トレッキング途中どんなに大変でも温泉のために頑張れます(笑)
八丁の湯についてからまだ歩けるかも?と思ったら、八丁の湯を拠点にさらに散策できるのも魅力。
0歳&2歳を背負って実際に行ってきた
2024年の5月に1泊2日で八丁の湯に泊まってきました。
実際に子連れでトレッキングしてきたレポートと、八丁の湯の宿泊レポートをお伝えします!
次女(8ヶ月)が産まれてからは初めてのトレッキング。
産後で体力が心配な上に次女を背負うので、ちゃんと歩けるか心配でしたが、楽しく行ってこれました!
大自然と温泉に日頃の育児の疲れを癒してもらえました♡
女夫渕駐車場〜八丁の湯トレッキングコースを実際に歩いてみた
朝、千葉の自宅を出発し、日光へ。
日光の中心地から、女夫渕駐車場までは1時間15分ほど。
12時女夫渕駐車場発の送迎バスに荷物を乗せるので、そこをめがけて女夫渕駐車場に向かいます。
送迎バスの時間は9:30 / 10:30 / 12:00 / 14:00(臨時便) / 15:00 / 16:30の中から選べて、八丁の湯の宿泊予約の際に、荷物だけバスに乗せて欲しい旨を事前に伝えました。
荷物をバスに乗せたら、いざ出発!
ちなみに今回のトレッキングでは、旦那がベビーキャリアに長女を乗せて、おやつや子供のおむつなどを持つ係、私が抱っこ紐で次女をおんぶして、ボディバッグに飲み物などを入れる形。
トレッキングコースの序盤は階段パラダイス。
序盤から結構疲れる(笑)
しばらく道なりに登ると分かれ道があり、右側の歩道の方面へ向かいます。(左に行くと車が通れるような道になってしまうので注意)
分かれ道は、ここだけであとは目印に従って進んでいけばOK。
ただ、こんな感じの登山道によくある看板が道中あまりない上に、八丁の湯までの残りの道のりを示す看板がないので、人が少ない時期はちょいちょい不安にはなるのですが、本当に1本道なので道を外れなければちゃんと八丁の湯につけます。
途中には、こんな橋や川がありました。
崖崩れしてるところもちらほら。こういうところは止まらずに歩こう。
基本歩かない長女ですが、気分が乗ると歩いてくれました。(パパの肩が休まる時間。笑)
90分コースで時間に余裕があるので、子供が途中で歩いてペースダウンしても焦らなくてすみます。
ペースダウンどころか、葉っぱや苔に興味がいくと、同じ場所に数分とどまることもしばしば(笑)
時間にも気持ちにも余裕があるので、子供の興味の赴くままに自然を楽しめるのはとても良かったです!
そんな感じで途中止まりながら進んだので、実際は2時間ほどかかりました。
八丁の湯に泊まってみた
12時に駐車場を出発して14時ごろに八丁の湯に到着!
ついたらハンモックのようなブランコを発見。
2歳の長女はこのハンモックが気に入りすぎて、なかなかチェックインできない(笑)
ようやく14:30ごろチェックイン。
写真では上手く伝わらないけど、めちゃくちゃ雰囲気がいい温泉宿。
昔ながらの雰囲気を保ちつつ、清潔感があり、木の温もりが充満しているようなフロントに、夫婦揃って感激。
フロントにつくと、館内で過ごす用のスリッパをいただけます。
チェックインを済ませ、お部屋に。
今回は1番安いプランの本館和室8畳のお部屋。
5月の暑い日でしたが、山奥のお宿なので、お部屋の中は少しひんやりします。
トイレや洗面台は共用スペースのものを使います。
共用と言っても、とても綺麗に管理されていたので全然苦にはならなかったです。
水道から出るお水が全部山からのお水なので、冷たくって美味しい。
予算に余裕のある方は、客室露天風呂付きのお部屋もあります。
露天風呂付きのお部屋も日にち限定で安くなる時もあるみたいなので、機会があればそちらも泊まってみたいな〜
少しお部屋でくつろいだら、散策をします。
こちらが館内図。(木に手書きなのが味があっていい)
私たちが泊まったのは新館の205のお部屋でした。
散策はこの館内図の右側にいく感じです。(左側はログハウスなので)
露天風呂方面に向かう途中に足湯もありました。
レストハウスの中には小さい売店もありました。
コンビニというよりはお土産屋さんのような売店だったので、飲み物や軽食、子供の食べ物などは事前に買っておいた方がよさそう。
レストハウスは暖炉を囲んでくつろげるような場所もあり、暖かい山小屋でゆっくりまったり過ごすことができます。
レストハウスの前にはアートコーナーが!
石に落書きしたり、ビーズなどをボンドで貼ったりと、思い思いの作品を作ることができます。
アートコーナーの横には小さい木馬ちゃん。(小さい子連れにはこういうのありがたい)
散策をしたあとはお待ちかね、露天風呂へ。
八丁の湯の露天風呂はまさかの混浴!!!(混浴のお風呂って初めて)
女性用の露天風呂が1つありますが、他3つの露天風呂は混浴です。
バスタオルを体に巻いたまま入っても大丈夫とのこと。
バスタオルは大人一人に1枚ずつお部屋にあって、追加でもらう場合は有料(確か400円)だったので、お風呂にいれてビシャビシャになってしまうのもちょっと嫌。
プールの時に使う、ゴムが入ったバスタオルを持ってくれば良かったかも・・・
ここは事前調べが足りませんでした。。。次からはマイバスタオル(プール用)を持参しよう。
ということで、昼間の時間は女性専用の露天風呂だけ入りました。(バスタオルを濡らす以前に、やっぱり混浴は少し抵抗ある・・・)
ちなみに、21時から22時の1時間だけ露天風呂が女性専用の時間になるので、そこでゆっくり入りました。
なぜか男性専用の時間がなかったので、男性の時間も作ればいいのに。
ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、温泉自体は湯の花が浮かんでいて、体がポカポカ温まってとっても良かったです!
特に少し上がったところにある露天風呂は滝の真横に温泉があって、滝を眺めながら天然温泉に入れる贅沢な時間を過ごせました。
混浴ではないお風呂に入りたい人は、内湯は男女別にあるのでそちらで温泉を楽しむこともできます。
お風呂を楽しんだら、夕飯の時間。
もう、めちゃくちゃ美味しかったです。
1つ1つの品が丁寧に作られてて、絶品でした。
鴨のしゃぶしゃぶはレタスと一緒にいただきました。
別料金にはなりますが、鹿のたたきやヤシオマスの刺身などの別メニューを追加で頼むこともできます。
今回子供2人は添い寝だったのでご飯は取り分けるつもりでしたが、お宿の方のご厚意で白米やデザートは子供の分まで用意していただけました。(2歳だったらこれで十分。)
案内してくださった宿の方はほとんどが海外の方で、泊まり込みで出稼ぎに来てるのかな?とても丁寧な日本語で優しく対応していただけました。
ちなみに朝ごはんはこんな感じ。
写真が切れちゃってますが、右上が豚汁、左上が鮭やキャベツの蒸したものでした。
ご飯のお供が種類豊富すぎて白米を食べすぎてしまいます。
朝食の際に、女夫渕駐車場までのバスの時間をスタッフの方から聞かれるので、そこで無料送迎バスは予約が可能。
帰りのバスは、9:00/10:00/11:30/14:30の中から選べました。
私たちはその後も日光を回りたかったので一番早い9時発を予約しました。
チェックアウトの時間は10時で、10時以降もレストハウスなどではくつろげるので、それぞれの旅行スタイルに合わせて時間は選べます。
帰りは大笹牧場でひと遊び
ちょっと子供を遊ばせてから帰りたかったので、大笹牧場へ。
牧場が広すぎて牧場の動物たちに会うのはあまりできなかったけど(笑)
牧場のソフトクリームを食べたり、アスレチックで遊んだり、乗馬体験や餌やり体験をしてみたり、バーベキューを楽しんだり、お子さんの年齢に合わせて楽しめるスポット。
その日は週末なのもあって、イベントもやってました。
パパと長女で「利き牛乳対決」に参加して、3つの牛乳の中から特定の牛乳を当てるというゲームに参加して、見事当ててました。(パパ曰く、簡単だったらしい)
そのあとは、丸山に登ってから帰りたかったのですが、夫婦揃って体力が残ってなかったのでまっすぐ帰りましたとさ。
八丁の湯トレッキングコースは子連れトレッキングにちょうど良かった
八丁の湯子連れトレッキング&宿泊レポートいかがでしたか?
実際に行ってみて、子供を連れてトレッキングに行くとどんなもんかが体感できたので、「また違うところでも挑戦してみよう!」と思えるくらい自信がつきました。
子供がいても登山を諦めたくないアクティブな方の、子連れ登山の第一歩になればいいなと思います!
コメント